『原因究明?!』

毎日の出来事とか色々書いてみようと思うのですが、せっかくですから、私の今まで20年の経験の中からあった、様々なクレーム等を書いてみようと思います。
 前回のお客様なのですが、今から20年ほど前、築後2年位で雨漏りがすると言うんです。(このお客様はその後最初の自然素材の家をオーダしていただきました)
 見に行くと2階の窓の上から雨漏りがしていて、色々調べてみたものの、どこから入って来るのかよく判りませんでした。
 雨漏りというのは、今でもそうなのですが、絶対ここだと特定しその原因がはっきりすると言う事は非常に少ないのです。
 一番早い原因究明方法としては、漏れている部屋のボードを剥いで上から色んな所へ水をかけて見るのが一番いいと思いますが、それでも特定出来ない場合も有ります。
 この家の場合すごく判りにくかったので、上から全体に防水をかけて止まったと言う記憶が有ります。
 まあ、雨漏りを一度もしたことが無いと言う建築業者は大手メーカーも含め一社も無いと思っておりますが。
 住まわれる方にとって、これ以上嫌な事は無いと思います。
 当時は今我々が良く使っている住宅専用のALC(軽量気泡コンクリート)やサイディング等もまだほとんど使われて無く一般的にモルタル吹き付け仕上げがほとんどでした。
 今考えると当時の雨漏りは技術レベルが我々も、業者さんも低かったのだなあと痛感しております。今は技術レベルも上がり、建材も良いものが開発され、ほとんど雨漏りも無くりました。
 本当に今思えば色んな事が有った20年でした。
 次回からは今までに起こった、信じられないような事や驚いた事等様々なエピソードを紹介して行きます。


今年は雨の日が多くて、塗装工事等の外部工事がなかなか進まない日が
続いています。
私共の会社も人数が増え、工務、設計、インテリア、プラン等、専門員も
充実し現在25名程で業務を行っています。
少人数で営業していた頃は、私自身が常に客様と接していて、そのお顔が
見えていたので不安は無かったのですが、全てのお客様と接する事が難しく
なってきたここ最近は、お客様の気持ちはどうなんだろう、とか少し心配な
んです。
私自身現場上がりなので、ちょっと寂しいのかも知れませんが。
むろん、全ての現場を必ず見に行くようにしていますが、お客様と顔を合
わさないと、こんなに不安になるのかなと自分自身思っています。(優秀なス
タッフに任せるよう心がけてはいるんですが)
さて話は変わりますが、先週給湯設備機器にクレームがあり、メーカのメ
ンテナンスの人に行ってもらったのですが、原因が分からないということで
した。(異常な水道使用量)
調べてみると、この6年間で11回も点検修理に行ったという記録が残っ
ていました。
その機器を取り替えれば直るのではないかと言ったのですが、その本体の
故障じゃないと断言されるので、水道業者さんと一緒に私も行き、周囲の
土中でない部分の配管を全部やり直してみましたが、それでも直りません!
それでなんとか原因を突き止めようと再チェックし、別の所を見てみようと
いうことになり、土を掘って配管を見てみると、つなぎ間違いがあり
そこを直すと直りました。
原因がわかりほっとしたのですが、今回思ったことは先入観で物事を判断
してしまった、と言うところでしょうか、事象が起きればその対処をする。
 と言うことも勿論必要なのですが、大切なのは原因の根本を突き止めると
言う姿勢なんだと、あらためて反省しています。
ちなみにそのお客様は22年前、私共が会社にする前に1度家を建ててい
ただき、家が小さくなったので2回目の家も当社で建ててただいたお客様な
のです。
この場をお借りして恐縮なのですが、ご迷惑をお掛けしました。深く
お詫びいたします。
又、何度も修理に行っていただいたメーカーのOS様さんには深く感謝い
たします。