昨日の話の続きですが、外断熱施工については、事前ににメーカーとは色々打
ち合わせ検討していて、これなら外壁の重みで外壁自体が垂れて来ることはな
いだろうと施工に臨んだんですが、メーカー自体もまだ外断熱の経験が浅く、
本当に理解していなかったみたいでした。
 広島から一級建築士の人が3人こられて原因を追究したのですが、やはり外壁
の重みにビスが耐えられなかったのだ。 と判断し(通常より20mm長いビスを
使っていたのですが)補強を入れやり直しました。
 そのあと、他の現場もその3人と3日くらいかけて、確認に行ってもらい、今
後の現場をどういう施工で外断熱して行くか検討し合いました。
 結論は胴線の数を多くし木に直接ビス打って行く、事にしました。
 それからは、安心して施工できるようになりました。
 通気工法を取って胴線に直接ビス止めをすれば、この様な事は無かったと思う
のです。
 私共もサイディングを外壁に使う場合は、必ず通気工法を使うのですが、AL
Cの場合ALCが持つ断熱性能を通気を取る事によって、半減してしまう事が勿
体ないので、これからもALCを使う外断熱の場合はこの方法で行こうと思って
います。
 通気工法と言う工法が出来たのは、今から18〜19年くらい前だろうと思わ
れます。
 なぜこの様な工法が出来たのか次回はそのことについて私の考えをお話します。