神戸の地震についで、芸予地震もありました。
 地震・雷・火事・親父という言葉がありますが、1番地震が怖いという事を実感しました。
 住宅を建てる場合、やはり1番大事なのは地盤と基礎です。
その次が骨組みだと思います。
 その地盤の事ですが、皆様も住宅を建てる時には必ず地盤調査はしていただきたいと思います。
 地盤調査と言うと、データを見てどれくらい強度があるかを調べて対処(補強)するようになるのですが、必ずしも地盤補強をしないといけないかというと私はそうじゃないと考えています。
 少しぐらいであれば転圧をかけたり、ベースを厚くしたり、基礎の配筋をダブル配筋にするという事でも十分対応可能であると思うのです。
 但し、土地の隣が崖であるとか、川が流れている場合は慎重に考えてないといけませんが、普通の平地の場合は、あまり過敏に考えすぎなくてもいいのではないでしょうか。
 現実に先程の芸予地震でも平地に建っている住宅はかなり昔の家でも大丈夫でした。
 また、基礎の事ですが、現在ではベタ基礎が一般的になっていますが、14,5年前はほとんどが布基礎です。
 20年以上前の住宅では、布基礎で、更に鉄筋すら入っていませんでした。
 それでも平地では大丈夫なのです。
 住宅の広告がすごく大きくなり、そういう部分を強調する部分が多くなり、一般の住宅を建てるお客様が敏感になりすぎているのではないかと思っています。
 確かに地盤や基礎は非常に大切です。
私共建築会社も現在は10年保証を絶対にしなければなりません。
 そのためにはいい加減な仕事はできないのです。
皆様も住宅を建てられる時には信頼できる業者に相談をして、どういう家造りをするか地盤や基礎の事等すべてを話し合いながら進めていただきたいと思います。