昨日、化学物質過敏症のT様のお話をしましたが、私共で家を建てていただくお客様の中にはこういう症状の方が何人かいらっしゃいました。
 他社のモデルハウスや見学会では5分と中にいられない方達です。
 シックハウスといわれる住宅が生む病気の一種だと思われます。
 T様も私共で家を建てていただく前は、築後30年が過ぎていた借家でした。
 他の方達もかなり古い借家のような所に住んでおられたと思います。
 皆様、隙間風等が入るので大丈夫だったのではないでしょうか。 
 6〜7年ほど前になると思うのですが、松山にシックハウスを考える会の愛媛支部のような形で「しずくの会」という会がありました。
 そこに私も参加をし、材木業者の方やNPO法人の方、設計事務所、建設業者等
いろいろな業者の方が集まり、シックハウスについて話し合う機会がありました。
 その時、実際に娘さんが新築を建てた際に、シックハウス症候群にかかったという方がお見えになられていて、お話を聞かせていただきました。
 その娘さんは、新築住宅をある大手メーカーで建てられたそうなのですが、入居して1ヶ月くらいでアトピー性皮膚炎のような感じで肌が荒れてきたらしいのす。
 何が原因か判らないままほおっておくと、だんだんひどくなって行ったそうです。
 病院に行っても原因が判が判りません。
 もしかしてシックハウス症候群ではないかと、住宅メーカーに問いただした所、メーカー側は因果関係がわからないので家のせいではないとの一点張りだったそうです。
 その娘さんの父上は本当に必死でした。
 なんとか娘の病気を治したいと原因の究明のために毎日娘さんの体を写真に撮り、いろいろな病院をまわっていました。
 この現実を見ていると私も涙が出てきそうになったのを記憶しています。
 今現在、24時間換気等を義務付けられ、また新建材は☆のマークで安全性を表示するようになっています。
 私は24時間換気等は本末転倒ではないかと思います。
 安全な建材等がないので24時間換気をして常に新しい空気を家に入れなさいというのは何かおかしいとは思いませんか?
 私共は、これからも☆☆☆☆(フォースター:1番安全な建材)等にたよるのでは無く、体に全く害のない規制対象外商品を多く使い安全な家造りをしていきたいと思っております。