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昨日・一昨日とシックハウスの話をしましたが、今でも時々新築住宅に入居をしてから頭痛がするようになったという方の話を聞きます。
話を聞くと、新築のマンションに入居された方が多いようです。
これは風通しの問題ではないかと思います。
マンションでは角部屋以外では一つの方向にしか風が抜けません。
このような事から中の空気がよどんでいる可能性があると思います。
そういう意味では住宅の通風というのは非常に大切です。
日当たりと通風この二つに気をつけて住宅の間取りを考えることをお勧めします。
さて、私共の家は体に悪いものはほとんど使用していないのでホルムアルデヒト等を検知する機械で計測しても国の基準である0.08PPMを下回っています。
しかしこれは今のように自然素材を中心に使用するようになってからです。
自然素材を使い始めた頃、新建材を使う住宅もまだかなりの軒数ありました。
その当時、自然素材の住宅と新建材の住宅のホルムアルデヒトの測定しました。
新建材の家もクロスの糊等、ノンホルムを使いかなり気をつけて施工したつもりだったのですが、0.08PPMを下回ることはなく、約10倍近い0.8〜0.9PPMにしかなりませんでした。
このように私は新建材を使って国の基準以下にすることは不可能だと思っております。そういう事なので24時間換気が義務付けられたのではないでしょうか。
私共はマンション等の集合住宅も自然素材を使って施工しております。
マンションでもホルムアルデヒトの測定をしたときに0.08PPMを下回った時は自分でも非常に驚き、うれしかったです。
住まわれる方の健康に気を使い、安心・安全に暮らしていただくことが私共の願いであり、私共の責任です。
今までにも建てていただいた方のお家を訪問した時に、子供さんのアトピーが治ったとか、血圧が下がったというお話を聞くとすごくありがたく感じます。
私共の家に住んで健康になるという事ではないと思うのですが、私が思うに木からでるフィトンチッドという成分が眠りを深くし熟睡できるのではないかと思います。
人間寝るという行為は非常に大事で、それが健康の源ではないかと思っています。
訪問した際にそういう事を言っていただくと私共としても非常にありがたく、益々いろいろな事を勉強して住まわれる方の安心・安全に気を使う住宅を建てていこうという気持ちになり、この仕事をしていて良かったなあと思います。
これからもこの気持ちを忘れずにがんばりたいと思います。