調湿
今、朝の6時30分です。朝4時に起きて日本対ブラジル戦を観ていました。
先制ゴールの時はもしかしたらと思ったのですが、やはりブラジルは強かったです。 非常に残念です。
今日も朝から雨が降っています。
完全な梅雨ですね。
日本という国は高温多湿です。
四国は特に湿気が多いのではないかと思います。
この日本で住宅の工法は何がいいのだろうと考えた場合、調湿が出来る建物が一番良いだろうという事は、皆様にもお分かりいただけると思います。
さて、調湿が出来る建物とは何かという事を考えると、いろいろな工法があります。
・木造軸組工法
・2×4工法
・鉄骨造・RC造
・軽量鉄骨造
・木質パネル工法
と、いろいろある中で、構造本体で調湿が出来るのは木造軸組工法しかないのではないかと思われます。
木造住宅に使われている柱は、1本でビール瓶1.5〜2本の水分を吸ったり吐いたり出来る調湿力があるといわれています。
但し、これは真壁造にして柱を見せた場合の事です。
今、日本の家は昔のように柱を見せる仕上げではなく、柱を隠す大壁造がほとんどです。
柱と柱の間にグラスウールという断熱材を充てんし、柱の上からビニールで包んでしまう仕上げがほとんどではないでしょうか。
これではせっかくの調湿性もほとんど効果はありません。
梁や桁等も調湿性能はあります。
先日、私共で住宅を建てられた方にお会いした時の事です。
「井上さん、うちの娘がね学校から帰ってきて私に言うんですよ。
お母さん、友達の家に家に寄って帰ってきたんだけどうちとは全然違うの。
今日みたいな蒸し暑い時にうちの家はなんでこんなに涼しいのって言うんですよ」
この話を聞かされた時に、ああやっぱり木は確実に調湿してくれているんだなあと思いました。
また、我々建築業者として住みやすいといっていただけるのは本当にありがたいことです。
こういう事があるので、責任は重いですが、この仕事をやっていて良かったなあと思います。
私共は私共で造る木造の木の良さを信じ、これからも、もっともっと住みやすい家を造っていきますのでよろしくお願いします。