感動

 先日、私共の家を東雲短大建築課の生徒さん達が40数名見学に見えられました。
 I教授が引率で連れて来られ、バスやタクシーに乗って現地に来ます。
 今回で3回目なのですが、1度目は、1年位前に三津の構造を見学に来られ、2度目は道後平ニュータウン内の県産材を100%使用したモデルハウスを見て、今回は又構造見学でした。
 私共からは、私とインテリアコーディネーターの安岡が行って説明をしました。
 ちなみに安岡も東雲短大建築課を卒業しているので、彼女の後輩達になります。
 何組かに分けて、構造材に何を使っているか、金物の説明、断熱材、外壁材等の説明をします。
 皆さんI教授の下、熱心に聞いてくれます。この日は偶然外壁のALCを張っていたのですが、手を止めて説明の間休んでいてもらいました。
 今回見学に来られたのは2年生です。
 去年道後平のモデルハウスで完成した住宅は見ていたのですが、構造を見るのは初めてなので30分くらいかけていろいろな所を見てこんなになっているんだなあと言いながら珍しそうに皆で話していました。
 それを見て私はこの中から何人の子が建築の道に進むんだろうなあと思い、自分の若い時の事を思い出したような気がしました。
 以前私は、6年間ほど外壁を張る職人をしていて、そこで建築士の資格を取り、その後住宅の現場監督を経て現在に至っております。
 この子達の中から安岡のようにインテリアコーディネーターや設計士を目指す子が居るのだろうと思います。
 私共が造る住宅は完全な注文住宅です。一軒一軒同じものは全くありません。
 コーディネーターとしてもやりがいがあるのではないかと思います。
 ドアの形状、デザインも一軒一軒や安岡とお客様が打ち合わせで決めていきます。しんどい反面、面白いと思います。
 私共のお客様はこだわる方が多く、つい先日もすごくこだわったお客様の家を建築させていただきましたが、建築後、お客様にお宅でなければ出来ないと思っていたと言って下さった一言は忘れることが出来ないと思いますし、自分自身非常に感動しありがたいお言葉だと思っています。
 こういうこだわりのある方の家を建築させていただき、現場監督・コーディネーター、私自身も勉強になり皆さんに感動していただけるように、又我々も感動できる家造りをこれからも目指していきます。