今年は梅雨によく雨が降っていると思います。これだけ降れば水不足はないだろうなと思います。
 私共建築業者は、私だけでなく雨の日は非常に嫌だと考えているのではないでしょうか?
 雨漏りがあるんじゃないかとか、又仕事も防水工事や吹付工事等外部の仕事も出来ないので工期が延びてしまいます。
 最近お客様と話していて「おたくは工期は何ヶ月位かかるのですか?」というご質問がありました。私共では着工してから約5〜6ヶ月はかかりますというお話をすると、○○の会社は2ヶ月から長くても3ヶ月で完成するという事をお聞きしました。
 確かにやって出来ないことはないのかもしれませんが、それで本当にいいのだろうかと思います。
 基礎でも養生期間をゆっくりとって、上棟までに20日位は最低かかると私共では考えています。そうすれば後の40日位で大工工事や内装全てを終わらせなければなりません。
 それで果たして満足のいく仕事が出来るのでしょうか。
 仕事が満足というのはお客様だけではありません。
 私共建築業者もそうなのです。
 大工さんも他の職人さん達もそうだと私は考えています。
 自分達が造った家が残るのです。
 皆本当に自分の仕事に誇りを持っています。
 人生の中でほとんどの方は1回の家造りです。
 ですから、養生期間等をしっかりとって1ヶ月、2ヶ月長くかかったとしても、しっかりしたものに仕上げた方が良いのではないでしょうか。
 確かに我々業者側から考えると工期短縮はコストダウンにも繋がります。しかしそれをお客様は本当に望んでいるのでしょうか。
 私は、お客様は1ヶ月や2ヶ月長くかかっても本当に良い物を引き渡してもらう事を望んでいると思います。
 少なくとも私共の所で家を建てていただくお客様はそう考えていると信じています。
 私共の会社理念である建物ある限り面倒をみさせていただくという考え方を捨てない限り、私共は時間がかかってもきちんとした物をお客様にお渡ししたいと考えております。
 私共の考え方に共感していただけるお客様とこれからも今の気持ちを忘れずに一生懸命がんばっていきたいと思います。