最近、嫌な事をよくニュースで見ます。
昨日も若い女性が放火をし、その様子を自分のブログに書いていたというニュースを見ましたが、何か今の若い人たちの感覚がわかりません。
 放火ということで火事のことを思い出したのですが、私共が建てた家でも12年位前に焼けた家がありました。
 当時、中学生だった子供が2階でタバコを吸って消し忘れ燃えてしまったという記憶があります。
 狭い土地で35坪くらいに27〜28坪位の家だったと記憶しているのですが、隣地とも50〜60cm位しか離れておらず、北側・西側の家とも接近していました。
 火事は骨組みを残して7〜8割、内部は焼けていたように憶えています。
 私共にお施主様より連絡があり、保険会社から元に復元するのにどの位の金額がかかるのか見積もってほしいということを言っているので見積もりをお願いしますとのことでした。
 現地へ行ってみると内部はほとんど燃えていて、アルミサッシ等もほぼ溶けた状態だったのですが、外壁はほとんどそのままの状態でした。
 近隣の家も樋が少し焼けて溶けていたくらいで、なんとも無かったので良かったなあと思ったのを憶えています。
 この家の外壁材はALC(軽量気泡コンクリート)で、旭化成のパワーボードでした。
 火災に強いということで、木造住宅でも火災保険がコンクリート構造扱いとなり、普通の約半額になる材料です。
 私も確かに火に強いんだろうと思っていたのですが、火災の現場を見て改めてすごいということを感じたのを憶えています。
 今我社では建てさせていただく8割くらいの家がALCを使用しています。
 これは旭化成だけではなく、クリオンという会社の製品も使っています。
 パワーボードが厚さ37ミリ、クリオンが35ミリですが性能的にはなんら変わりないだろうとこれはパワーボードを作っている旭化成の人も言っていました。
 もちろん火災が起きないのが1番なのですが、万が一火災が起こった場合、ご自分の家は火災保険で建て直しが出来ますが隣接している住宅が燃えた場合はご自分がかけている火災保険では出ないと思います。
 改めて外壁材等はいい物を使っていたほうがいいなあと思いました。
 皆様も火災にはお気をつけ下さい。