出会い

 昨日はコンビニの鉄骨の建て方がありました。
 時々雨の降る中でどうにか建て方が出来ました。
 この現場監督をしているのは、大徳です彼は昔(17〜18年位前)一度私共の会社に面接に来た人間です。
 当時は建築の事を何も知らなくて、現場監の督勉強をしようと思って面接に来たのですが、私自身彼の真面目に取り組む姿を見て、これは私が育てるのはちょっと難しいと思い、知り合いの会社を紹介して、そこに勤め始めたのですがなにかの縁があったのでしょう、2年前に私共が鉄筋コンクリートのマンションを施工する時に積算として来てくれたのです。
 私は積算のプロという人をあまり知らなかったので、「本当にそういう人がいるのかなあ?」、と言う気持ちでしたが、会社にきてもらい、仕事を始めてみると、なるほど積算と言うのはすごい大事は部署なんだなあ、と思っています。
 十数年の月日が経って、再び彼と出会い、今彼は、完全に私より技術的に数段レベルの高い位置にいます。
 そんな彼を見て当時私が下した判断は間違っていなかったと思います。
 このコンビニの現場を取って来たのは営業の大年です。
 彼は大徳の紹介で去年の10月から我々の会社のマンション部門に来てくれました。
 まだ若いのですが、何事にも物怖じすることなく積極的に向かって行き、安心して任せる事の出来る人物です。
 又、私から見ていても非常に頭が良いと感じられる人間です。
 私共の会社では木造注文住宅が主体の中で、鉄筋部門の実績が少ない中営業もし辛いとは思うのですが、一生懸命走り廻っています。
 やがて、私達の時代が終わり彼らが、この会社の中軸として頑張ってくれると確信しています。
 私は、彼らに私のお客様に対する取り組みや思いを継いで行ってもらう為にも、私自身が姿勢を正して、一生懸命頑張ってその姿を見てもらうのが、一番大事だと考え仕事をして行く所存です。