協力業者様

 先週の日曜日に堀江のお施主様のご厚意で見学会をさせていただきました。
 チラシ等の告知はせず、今までに来ていただいたお客様にDMを出して来ていただいたのですが、大雨の中6組のお客様に来ていただきました。
 雨の中、本当にありがとうございました。
 この場を借りてお礼を申し上げます。
 私も前日現場に居て、この家も中々おもしろい家だなあと思いながら仕事を隅々まで見ていたのですが、この家の仕事をした大工さんは滝川さんという方で、自分の会社の大工さんを誉めるのも辺なのですが、綺麗な仕事をしてくれているなあと思い隅々まで見ていました。
 押入れの中や人目にふれない所まで気を遣って仕事をしてくれたのが分かります。
 ありがたい事だなあと思って感激しました。
 住宅の良し悪しというのは、作り手の気持が一番だと私は思っています。
 最近、安い住宅がよく建てられているようですがそこで働くいろいろな職人さん達は本当に良い物を造ろうという気持で仕事をしているのでしょうか?
 昔、私が勤めていた会社の事をお話ししましたが、この会社も非常に安く作っていました。
 しかし私がこの会社に半年間居て思ったことは良い家を造ろうと思って仕事をしている業者さんは1人もいなかったのではなかったかという事です。
 協力業者さんの賃金を値切って家を安く造ろうという事は、協力業者さん達もどうしても良い仕事をしようと思っても出来なかったのでしょう。
 それと会社の考え方の中にもお金儲けだけが先行して良い家を造ろうという気持ちはなかったように思われます。
 そういう会社の考え方は協力業者の方達にはすぐに伝わります。
 それが伝わってしまうとお金とかそういう問題ではなく、この程度の仕事でいいだろうという感覚で仕事をしてしまうと思うのです。
 社員もみんな売れればいいという気持ちで仕事をしていたのではないでしょうか。
 私が入社した時も業者の人達はうるさい監督が入ってきたぞというような話をしていたようですが、やはりある程度のお金は払ってあげないと本気で仕事はしてくれませんでした。
 今振り返ってみると、一番悪かったのは会社だろうと思っています。
 このように会社の考え方1つで建てる家は全然変わってきます。
 私自身が良い家を造ろうという気持ちを持続させ、業者の方達にもその思いを語り、又これを次の世代に受け継いでもらおうと思っています。
 協力業者の皆様にも末永く同じ気持ちで仕事をしてもらおうと考えています。
 よろしくお願いします。