断熱について

 日曜日に松前町で上棟がありました。
 担当は白石です。
 この家は、屋根の下地がモデルハウスと同じパイン材です。
 厚さ33mmのパイン材を張り、その上からポリスチレンフォームの断熱材を張るので、屋根面の断熱性能は通常よりもすごくあると思います。
 木というのは、30mmを超えると熱をほとんど伝えません。
 その上に断熱材があるので、直射日光も伝えにくいのではないでしょうか。
 断熱方法もこの20年でいろいろな事を試みましたが、どれが一番良いという答えは出ていないように思います。
 外断熱・内断熱、これもどちらが優れているかという答えは非常に難しいと思っています。
 今でもほとんどの家はグラスウールを充てんしている家が多いと思うのですが、これが決して悪いという訳ではありませんが、充てん断熱は施工が非常に難しいと思います。
 特に天井面は、2階の天井に断熱材を敷くだけなのでこれで本当に断熱性能があるのかな、という思いはします。
 又、私共では外側にALC(軽量気泡コンクリート)を使用することが多いのですが、この材料自体厚さが30mmを超えていますので、断熱性能は抜群です。
 断熱材としては認められませんが、この材料を張れば、私は断熱材はグラスウールでも良いんじゃないかと思っています。
 調湿性にも優れ、後のアフターメンテナンスにも優れていると思っています。
 これも1つの思い入れではあると思うのですが、私の好きな材料の1つです。
 勝手なようですが、私自身の思い入れを持って家造りをしていきたいと思っています。