立場に甘えずに

 建築業者向けの新聞を読んでいて、興味深い記事がありました。
 家を建てようと考えた時に親戚や知り合いに頼むケースがよくありますが、これが1番トラブルが多いという事です。
 なぜだろうと思って読んでいたのですが、その1つにお互いの甘えがあるのだという事を書いていました。
 確かに業者の側も親戚だから少しぐらいの事はいいだろうという甘えがあり、頼む施主側の方も親戚だから頼んでやっているのだからこれぐらいの事はしてくれという甘えが出て、両者に行き違いが生まれる原因になるのだと思います。
 家を建てた後、親戚付き合いが悪くなるという話が書かれていました。
 私も読んでいてなるほどなと思う節がありました。
 家という一生に一度のものだから、信頼できる親戚に頼みたいという気持ちはわかりますが、お互いが甘えず建築業者と施主という立場を持てればうまくいくのではないかと思います。
 私も友人の家を何軒か建てさせていただきましたが、お互いに甘えがあったように思います。
 不仲になったという事ではないのですが、一線を引いていなかったのかなと反省しています。
 これからも友人や知人の家を建てる機会が多々あると思うのですが、その立場に甘えないようにきちんとした仕事をして、お引渡しをしたいと思います。
 そして、本当に喜んでいただけるようにがんばりたいと思っています。