昨日は月曜だったのですが、2組のお客様が道後平のモデルハウスに来ていただきました。
 その中で、地震には木造住宅よりツーバイフォーやツーバイシックスのほうが強いのではないかというご質問がありました。 
 確かに、ツーバーフォーなどは作った時には強いかもしれませんが、それも形により1階の壁のない所の上に2階の壁は原則として取れないという事もあり、間取りにすごく制限があります。
 それと、私達が暮らしている四国という所は非常に湿度が高いと思うのです。
 壁構造であるツーバーフォー等は合板を張って強度を出しています。
 しかし、合板は一度水に濡れると、それを吐くことは出来ません。
 ですから、私は高温多湿の土地では作った時に強くても、いつまでもその強さを維持できるのかなという気がします。
 集成材等もそうだと思うのですが、作ったときは強くてもいつまでも強度を保てるのかという質問に答えられる人はいないと思うのです。
 その点、ムク材は法隆寺のように千年を越えてもまだ強度を保っている建物があります。
 シンプルに考えて、日本の昔の人がなぜ木造軸組工法を思いつき、それを伝統工法として今まで建ててきたのかということだと思います。
 北米等ではツーバイフォーが適合した建物であったので、昔からその工法え建てられ、日本では木造軸組工法が適合していたのではないかということです。
 建てる地域の気候や風土により建て方は変わってきます。
 私は、日本では木造軸組工法が一番あっていると思っていますので、これからも木造住宅で最高の物を目指していきたいと思っています。