昨日は午後からちきゅう住宅の検査員の更新のため、3時間ほど講習を受けてきました。
 ちちゅう住宅というのは、地域木造優良住宅の事で、略してちきゅう住宅と呼んでいるようです。
 これは第三者機関の検査があり、そこで10年の保障が受けられる制度です。
 全県連という国で認められた組織があり、そこに加入している業者が申し込める制度です。
 私共は愛媛県中小建築業協会に加入しているので、その上部団体である全県連に加入しているのと同じになります。
 この制度は昭和61年に出来、現在に至っているわけですが、もし我々登録業者がちきゅう住宅を使い不具合があった場合、お施主様の住宅を保険金で直すことができます。
 主に10年間の間の地盤沈下や構造、雨漏りになると思うのですが、この補修を保険で直せます。
 今までに保険を使った例が、21年間で2595件あるそうですが、その内の7割は壁の防水になっています。
 壁からの雨水の侵入だと思われます。
 サイディングが多くなり、通気胴縁の厚みがなかったり、シーリングが規定のものを使っていなかったことが主な原因だそうです。
 しかし保険金の支払いは6割が基礎の不同沈下だということです。
 割合は全体の2割にも満たないのですが、やはり直すのにお金がかかるということでしょう。
 私共も7年前からちきゅう住宅を使っていますが、まだ保険請求は1度もありません。
 これからも絶対にないようにしていきたいと考えていますし、私はもし私共で建てた住宅に不具合が起こっても、保険の請求はしたくありません。
 我々の不注意や管理ミスでそういうことが起こったのなら、自分で責任を取るべきだと考えています。
 そういうことが起こらないようにこれからも最新の注意を怠らないように努力していきたいと思います。