住宅性能保証制度について

昨日は住宅性能保証制度登録業者の講習会に行ってきました。
13時半から17時までの間、住宅金融支援機構の方や
愛媛県建築士会の方達のお話を聞かせて頂きました。
 
150人くらいの受講者がいたように思いますが、
昔に比べると本当に登録業者が増えたなと感じます。
 
昨日の新聞に建築着工数が44%減少しているという事が書かれてありました。
これは、色々な法律が出来、確認業務が遅れていることが1番の原因だと思います。
耐震偽装の大きな事件以降、構造部分に対する強化が一段と厳しくなり、
木造住宅でも今までのように簡単には申請を通さなくなったようです。
 
私はある意味では良いことだと思っているのですが、
住宅の場合はもう少し考えても良いのではないかと思っています。
マンション等のようにわざと手抜きをする業者はいないのではないかと思うのです。
 
確かに住宅性能保証制度に登録した住宅で何らかの欠陥が見つかり、
保険が支払われた例は、平成8年の28件に比べ去年は680件と20倍を越えています。
 
この中でも壁からの雨水の浸入というのが一番多いのには驚きました。
そしてさらに、基礎の欠陥の場合は
1件当たり500万円を超えるお金が保険から支払われているのにも驚きました。
 
私どももこの保証制度の登録業者ですが、
本来は利用することがあってはならない制度ですから
私どものお客様には縁のない制度かもしれません。
そして施工を行う私どもは
お客様の事を第一に考えながら正直に仕事をしていれば良いだけの事です。
 
しかし万が一、私どもの過失による欠陥が発生した場合、
保険を頼らず責任の取れる会社であり続けたいと思いますし、
その起こってはいけない”万が一”が起こらないよう
日々、お客様・社員・関連業者が一丸となって家づくりに励んでいきたいと思っています。